私が先生にホウレンソウをすると、いつも「そんな下らないことをいちいちホウレンソウするなよ、俺はそんなに暇じゃないんだよ、君はそんな判断もできないのか、脳みそ付いてるんだろう?」と怒られます。
私が先生にホウレンソウをしないと、いつも「社会人の基本の基本がなってないよ、君は誰の名前を借りて仕事をしているのか、勘違いするんじゃないよ、世の中を舐めるのもいい加減にしろよ」と怒られます。
私はいつも見事に逆の行動をしてしまいます。ホウレンソウしたときにはホウレンソウをすべきではなく、ホウレンソウをしないときにはホウレンソウをすべきであり、必ず逆になってしまいます。ここまで完璧に反対になってしまうのは、さすがに珍しいことだと思います。
ですので、これは反対のことをすればいいのだと私は思い、ホウレンソウをすべきだと思ったときにはホウレンソウをせず、ホウレンソウをすべきでないと思ったときにはホウレンソウをするようにしました。ところが、それでもやっぱり逆になってしまいます。私は、自分の特殊な能力に愕然としました。
私と先生のどちらが間違っているか、どうやったら証明できるでしょうか?
私が先生にホウレンソウをして怒られたとき、ホウレンソウをしなくても怒られていたことの証明はできるでしょうか? 逆に、私が先生にホウレンソウをしないで怒られたとき、ホウレンソウをしていても怒られていたことの証明はできるでしょうか?