最近の依頼者の中で結構されている方って多いと思うんですが・・・
こういう方が破産する場合は、免責不許可になる可能性は高いのでしょうか？
何か経験がある方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか？
初歩的な質問で申し訳ありません。
最近の依頼者の中で結構されている方って多いと思うんですが・・・
こういう方が破産する場合は、免責不許可になる可能性は高いのでしょうか？
何か経験がある方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか？
初歩的な質問で申し訳ありません。
うちの地方ではマルチ多いですよ。
通帳は気をつけて下さい。色んな入出金が出てきます、それを一つ一つ説明しました。
特に今まで不許可になったことはありません。
信用秩序に有害な行為
債権者を害する目的でなされた財産の不当減少行為（1号）
破産手続を遅延させる目的でなされた著しく不利益な取引（2号）
義務のない偏頗行為（3号）
浪費・射幸行為による著しい財産減少（4号）
破産手続開始申立前１年以内の詐術による信用取引（5号）
業務に関する帳簿類の隠滅等（6号）
破産手続・免責手続への非協力や手続上の義務違反
虚偽の債権者名簿の提出（7号）
裁判所に対する虚偽説明等（8号）
破産管財人等の職務の妨害（9号）
破産手続所定の義務の違反（11号）
免責制度の濫用の防止
7年以内の再度の免責申立（10号）
マルチが原因で破産した依頼者は、複数居ました。
通帳に出てきた入出金は全て上申し、借入の際にも
できるだけ細かく、使途を説明し（セミナーで、
月に○○円必要だった、商品購入のノルマは月に
○○円であったが、自分で買い取っていた、等）
免責許可を貰いました。
マルチ商法は、依頼者本人は特に問題ないと思って
いても、結構いろいろな名目でお金を払っている
ようです。
破産者が、マルチのために費消した金額と、マルチで得た利益を相殺して、プラスがないかないに等しいくらいだと、問題ないようです。
私は後から会員を勧誘できれば儲かる等と言われ、
それを信じて、その商品を購入しましたが、
後に儲かれば返済できると思っておりましたが、
販売組織の問題点は、人を販売組織に入れることが金儲けの仕組みになっている為、販売組織が拡大し、やがては限界を迎える事に当時は気が付かずに、
パンフレットに『 人を連れてくるだけで儲かる 』『 友人知人を３人加入させるだけで大きく儲けられる 』などと書いてありましたことを、妄信してしまいました。
マルチの場合は、その組織名の特定（関係資料提出）、加入・活動のきっかけ、具体的な活動内容、それに対しいくらの入会金や商品購入代金を支払い、それに対していくら利益を得たのかを一覧表にして提出。あと、脱退（脱会）の資料、本人の反省文を提出して駄目だったことはとりあえずないです。
まあひ孫会員どころか一体何代下の会員なんだというような末端会員がほとんどでしたから、儲けなんてありません。儲け話にほいほい乗ったことへの反省をしっかりさせて、一切今後はしないということを脱会によって示してます。
>>とおりすがりさん
なるほど、反省文ですか。
それは提出したこと無かったですね。参考にさせていただきたいと
思います。
大体、先輩等の逆らえない相手に言われて仕方なく、ということが
多いように思うので、末端会員で自腹切ってる人が破産申立と
なってしまうのでしょうね。
反省文って、追完で、裁判所が提出を求める書面ですようね。
返せないことを知っていて借りたことではないことが証明できることが大事で、
甘言にのったことは反省しているが返せるつもりだったんですよね。
裁判所から求められるまでもなく、反省を示すべきと思われる案件については反省文を事前に出すこと多いです。
何が問題なのかは弁護士なら当然分かるはず。事前にその点弁護士から申立人に説諭してもらって申立人によく理解してもらう。
管財人事務所サイドからみて一番どうかなと思うのは、何が免責不許可事由に該当するかを申立代理人事務所が把握してなくて本人に説諭していない案件。
そういう道筋をきちんとつけておいた方が裁判所も管財人もやりやすいだろうと思います。どうしておくのが依頼者の利益に叶うのか。
返せると思って借りてはいたが、その目算がどのように甘かったのか。今後はどうしていきたいと思っている、そこをちゃんと押さえておくことでしょう。
恐怖と欠乏から免れた健康で文化的な最低限度の生活を回復されることが最終的着地点です。
「あたかもマルチ商法に引っかかる方が悪いのですか？」のような処理では本質を見誤ります。
ごく普通の市民の方このようにしてだまされた、ある意味犠牲者です。
そのさらに奥にある本質の背景を言わずとも想像させる的申立のほうが良いと個人的には思いますが、
犠牲者かも知れませんが、マルチ商法は本人が意識せずとも、
加害者になっている可能性もあるわけですよね。
実際、マルチ商法の破産連鎖を扱ったこともありますし。
そこは内容をきちんと聴取しないと分からないのですから
一概には言えないと思います。
うまい話だということで乗ってしまって、途中で引き返す
チャンスもあったかもしれないことも考えると、破産者の
見通しが甘かった可能性もあるわけです。
（全案件がそうだとは思いません。一括で200万円程の
商品を買わされて捌くようなマルチもありますし）
破産する依頼者に話しを聞くと、
「返せると思っていた。今考えると何でだろうと思う。」
と言う方もいらっしゃいますよね。
そういう意味でも、破産申立人が反省文を書くというのは、
今後の生活の更正を考えるには、良い機会だと思います。
とおりすがりさんの
>>返せると思って借りてはいたが、その目算がどのように甘かったのか。今後はどうしていきたいと思っている、そこをちゃんと押さえておくことでしょう。
ここの部分は、とても大事なことだと私も思います。
そこを否定しているわけでもないですよ。
言いませんけれど、ではなんマルチ商法が世の中に現れるのでしょうか？
そもそも債務整理が何の為にあるんでしょうか？
依頼者が安心して生活出来るようにすることが目的、それはもちろんそうですよ。
＞「あたかもマルチ商法に引っかかる方が悪いのですか？」のような処理では本質を見誤ります。
＞ごく普通の市民の方このようにしてだまされた、ある意味犠牲者です。
まあ考え方はいろいろあるでしょう。
それぞれの破産者さんがおかれている立場もいろいろですからひとくくりには出来ないのは当然のことで。
ただ、破産者は今後も社会生活をしていかなければならないわけで、アプローチを変えてマルチや詐欺師はまた破産者さんの元にやってくるわけです。過去に一度やることで名簿が出回ることもあるし、官報＝破産者リスト＝カモリスト的に使われて、美味しそうに見える話、誘惑も増える可能性が高いわけで。
そのときに「私は被害者」＝「私は悪くない」＝「騙した人（だけ）が悪いんだ」＝「私は運が悪かっただけだ」的な発想しかなければまたひっかかってしまうんですよ。
何でそんなものに足を踏み入れてしまったのか、今後同じことをしないためにはどうしたらいいのかを破産者さん本人がじっくり考えないと。
悪人は次から次へわいて出てくる。
その事実は事実として受け止めてもらう。
社会が悪いと言っても仕方ないですし。
理想論だけでは破産者さんは生きていけないのですから。
うちは多重債務のお客さんに同じような内容でリターンして欲しくはないので、何がいけなかったのかよく考えてもらい、同じ道を歩き直さないようにしてもらっているだけです。
事務所ごとに考え方が違えば方法も違う、それだけです。
うちは弁護士・事務員ともに、よくない結果があればその原因を考える、そしてよくない結果が回避できなかった理由を考え、反省があって改善があるから進歩がある、そう思っていますが。
権利は権利で結構。
ただ、権利ばかりを声高に叫んで謙虚さがないのは違和感を感じますし、原因はどうあれ結果的に債権者に迷惑をかけていることを反省する、その姿勢が無い人は個人的にはどうかなと思いますけどね。少なくともうちのお客さんは、ちょっと失敗しちゃったかもしれないけれど、皆さん反省するところは反省して頑張ってます。
まあ考え方が違うのであればスルーしていただいて結構です。
否定しているわけではないですし、多くの１００点の考えかたと思います。
ただ例としてエコの話があると思いますが、この地球の環境悪くした真犯人はわれわれですか？さもわれわれが割り箸を使い、マイはしを持たなかったから見たいに宣伝していますが、そうではないと思います。
それ自体その運動に真摯にされている方はその精神に純粋で観念的には応援したいとおもいますが、本質的にはそ
の真犯人を雲隠れさせることに協力していることになっている
ように思えます。
その違和感にはこれが回答してくれると思います。
もしかして貴重なお昼休みつぶしてしまいましたか？
恐縮です。
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