「事務員の能力があがれば、それだけ弁護士は業務にプラスになる。だから、弁護士は事務員のスキルをあげる義務がある」
「事務員が研修に参加することに対し、弁護士は協力する義務がある」
「弁護士は雇用した事務員に仕事を教え、育てる義務がある」
組合の事務職員が言っていた言葉なのですが、なんか、すべて弁護士に押しつけるようで、不快感をおぼえました。
ある弁護士に、この話をすると、
「給料を払う義務ならわかるけど、教育する義務なんてあるわけない。こっち(弁護士)だって、この事務員を育てたら役に立つと思えば、指導をするし、外部の研修も受けさせる。それに、できは悪くても、一生懸命やったり、学ぼうという姿勢がでている事務員は育てようと思うし、できることなら給料もアップしてあげたい。でも、何事も『教えてもらって当たり前』『教えてもらわないからできない』『教えてもらえないからできない』とかいって、自分から積極的に何もしないような事務員には、正直言って、高度な仕事は任せられないし、育てようとも思わないし、給料払うのがもったいないと思う時がある。もし、よその事務所で、自己研鑽や自己のレベルアップに積極的な人がいるなら、引き抜きたいと思うよ」
だとさ。
ということは、事務所に不満があって、弁護士にどうのこうのしてほしいと考えるよりは、自己研鑽でレベルアップして事務所を転職する方法をとるべきなのでしょうか?
いかがでしょう?