いつも参考にさせていただいております。
今回，私が事務員として初めて自己破産の申立の準備をしているので，教えていただきたいのですが，
依頼者の方が自分の借入れについて記憶が曖昧で，他にも借入れがある可能性が出てきたのですが，引越でその当時の資料を処分してしまったと言われました。
自己破産申立の後に請求書などが届いた場合，「破産者が知りながら債権者名簿に記載しなかった請求権」にあたらないとして，免責債権になるのでしょうか？
それとも，信用情報機構に情報開示するなどしたほうがいいのでしょうか？
よろしくお願いいたします。
どうしても資料がなく、借りている可能性がある場合は、ご本人の記憶の範囲で債権者一覧表に載せています。
借入額、借入時期なども記憶で記入し、それも分からない場合は、不明と記載していますが、とりたててその件についてとがめられたことはありません。
裁判所に聞かれたら、そのとおり答えたらいいと思います。
借りていたかもしれないので心配なのでのせたい場合は、借入金０円でのせる場合もあります。
田舎の地方都市の事務員ですが、
うちの事務所では、
本人さんに自分の今までやってきたことをちゃんと思い出してもらう意味と、
過払いでもあったらラッキーという両方の意味を込めて、
信用情報機関に照会してもらっています。
覚えていないのだから、免責債権にはなると思います。
海さま。匿名さま。
コメントありがとうございました！
借入金0円と記載する方法もあるんですね。
信用情報機関に照会するかも含めて 弁と相談してみます。
また不明点があったら，お尋ねすると思いますが，よろしくお願いいたします。
すいません。ID：2adbf48cbf7aの匿名です。
「過払いでもあったらラッキー」というのを訂正させてください。
「引っ越し後に請求がこなくなったのなら、過払いになっている可能性があるのではないかと思う」
です。
残債務があるなら金融業者は新住所調べて請求し続けるのではないかと思います。
ご本人がただ自然にわすれているだけなら、あまり心配はないです。
官報に公告を出しますがあれは何をしているのかと言うと、このような場合のために
「今から**さんを破産、免責にしますが良いですか？」「それに異議のあるかた（文句のあるかた）はこの期間の間に言ってくださいね。その期間を経過して言ってきても、もうだめですよ」ということをしています。それで一定の安定をあたえています。
過払いの調査は財産目録的にマストですが、取引が長期で、旧の業法時代の29.2％まわりの利率での取引でもあれば、調査も必要でしょうが、しかし記憶のみでしかもこれから信用情報機関を利用して探さないといけない状況事態は、仮にあっても業側の理屈の時効を言われる、履歴の開示の拒否等、それだけで十分にある意味、回収の困難な債権とも言えるでしょうか？そうでもなければ、ご本人がただ自然にわすれているだけなら、あまり心配はないです。もしなにかあっても、言ってきたら、また相談ください、対抗、対策の通知文などをご案内できます。
匿名さま はくさま
遅くなりましたが，コメントいただきありがとうございました。
過払い金が出る可能性があるということで，ご本人に信用情報の照会をしてもらうことになりました。
はくさまがおっしゃる通り，公告する意味も理解でき勉強になりました。
今後の申立事務にいかしたいと思います。
ありがとうございました！
法律問題でお困りではありませんか？
Legalus 弁護士Q＆Aに質問を投稿してみよう
投稿する
トピック「自己破産の申立」にコメントを投稿する |
ログインメンバー登録がお済みの方はログイン後に投稿してください（管理画面から投稿の削除を行うことが可能となります） |
新規投稿（新規トピックの作成）新しい話題を投稿する場合は新規トピックの作成をお願いします。 |
