成年後見のやり甲斐(事務員としての)ってなんですか...?
匿名2012/2/24 22:33:54ID:ad58e3b0e6a9
成年後見といってもいろんな事案がありますし(本人の判断能力の程度、年齢、家族・親戚の有無と、いる場合は本人との仲の良し悪し、財産の多寡、なんらかの争いの有無等)、事案によって喜びの有無とその内容も違いますが、私が成年後見に特有と思うのは、通常の事件と違い、多くの場合かなり長くその方と付き合うことになる、ということですね。
年金受給開始になったとか、高齢者祝金・品が支給されるとかのイベントのたびに、もう○歳になったんだ、などと感慨深く思います。
やりがいというのとはちょっと違いますが、付き合いが長くなればなるほど親近感がわくので、本人がそれなりに元気で(たいてい多少の身体的な問題は抱えていますが、だからこそというか)そこそこ平穏に次のイベントを迎えることができれば、それだけで嬉しい気がしてきます。
性質上、本人からお礼を言われたりはしにくいですが、自分が事務員の経験を重ねていくのと一緒に年をとっていく感じがして、私は結構好きです。
法律事務所の仕事の多くはトラブルの解決で、普通はその争いに向き合わなければなりませんが、後見事務はわりと平和で、バタバタすることもあまりないところも好きです(もちろん遺産分割等争いの当事者であるケースもあります。)。
あと、定型的な財産管理事務も多いので、事務員に任せられる部分も多いと思うので、そういうやりがいはあると思います。
cndlla2012/2/25 22:30:42ID:afdca4d40cbe
やったことないので分かりませんが、これからは成年後見事件は増えると思うので、早めに経験しておいた方が恥ずかしい思いをしなくて済むと思います。
ta2012/2/27 16:36:49ID:c51e1464c386
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
貴重なご意見ありがとうございました。
最近,急に後見の案件が増え裁判所からの依頼の他,二つの自治体からもしょっちゅう声がかかります。(現在,保佐も含め11件受任中・申立準備中が3件)
仕事があることは恵まれていること,と思ってはいるのですが,当事務所のは事務員は私のみで法律事務所で働きだして一年半で後見の実務に明るい方の知り合いはおりません。一回,弁護士会主催の研修を受けたのみ。
弁が忙しいのも重々承知しているのですが(弁1の事務所です),完全に後見事務は私に丸投げ状態で,どう処理していけば良いものかと途方に暮れてしまっていて,「他の事件処理の手伝いもしながら,この先,何年この管理が続き,どれだけ案件が増えていくのだろう?」と思ったら,ものすごく不安になってしまいました。
そして,クレサラや一般の民事のように直接感謝の言葉を聞くことがない(ご本人はきっと後見人の事務員の存在すら知らない…)と思いながら,一人で作業していると悲しくなってしまって…。
私の考えが甘いことも十分わかっております。
この愚痴を見て気分を害された方がいらっしゃいましたら,お詫び申し上げます。
ですが,ここに吐露できたことと,皆さまのコメントのおかげで,自分を成長させるものなんだ!と思うように頑張ります。
そして,二番目の匿名さんのように,気持ちに余裕を持って,共に生きていく喜びを見いだせるようになりたいなと思いました。
匿名2012/2/27 16:46:24ID:1a61c69d5b52
私の事務所も最近後見人・後見監督人が増えてきて、事務員の手間が増える一方です。
確かに、ご本人とは意思疎通できないことが多いですもんね。。。
うちでやっている案件には、ご家族と円満なパターンと、険悪なパターンがあります。
円満なパターンでは、ご本人の代わりにご家族から感謝されたりします。
険悪なパターンでは、被後見人の財産を狙っている親族から財産を守るという明確な目標があるため、ある意味やりがいはあります。
あとは亡くなってから、ご遺族に感謝されたこともありました。
上の方が書いていたように、他の案件よりはのんびりしていますね。
最近は後見人の着服事件もありましたから、今までは親族を後見人にしていた案件でも第三者の弁護士を選任することが多いようです。
申立のチェックも厳しいですよね。
後見事務は他人の財産を丸ごと預かるので、丸投げは不安だというような趣旨の話を弁護士にしてみてはいかかですか?
匿名2012/2/27 21:12:12ID:ad58e3b0e6a9
もともと事務員は裏方ですから、弁護士は感謝されるとしても、依頼者から直接事務員が感謝の言葉をもらう場面は少ないですよね。
私は、個人的には、依頼者等から感謝の言葉がもらえると嬉しいし励みになるのは確かですが、なくても私はさほど気になりません。
人によって好みはあると思いますが、自分は、いまいち感情移入できない人の代理人をやるより後見のほうが確実に本人の役にたってる気がして好きです。
(例はあげにくいですが、察して下さい…もちろん仕事だからやりますが)
同じ種類の仕事が増えるのは、その仕事に詳しくなれていいと思います。
数が少ないと、どうしても1回やってもすぐ忘れてしまい、毎回同じことを調べたりしてしまいますし。
が、仕事の量や責任が大きすぎて困るという問題でしたら、弁護士に相談して下さい。
後見の仕事は長く続くので、減るより増える速度のほうが多いと思いますから。
でも、そのうち、後見のことは私に聞いて、というくらいになれると思います。頑張って下さいね。
匿名2012/2/28 11:22:21ID:bbe4a0b1bff8
気分を害したわけではありません。
すいませんでした。
もう少しいい加減なトピ立と思いましたが
しっかりしたものであるのが今わかりました。
すいませんでした。
ta2012/2/28 17:59:07ID:c51e1464c386
皆さま,本当に温かいコメントありがとうございました。
そして,bbe4a0b1bff8の匿名さん,謝らないでください。
このような拙いトピにも目を通してくださり,感謝しております。
ad58e3b0e6a9の匿名さんが仰るように,感情移入できない事件よりかは…という意見に深く頷きました!
1a61c69d5b52の匿名さんのように後見事件もタイプ別にわけてみると,使命感ややりがいを実感することができそうです。
皆さまがアドバイスしてくださった通り,きちんと弁にも今の自分の不安についても話をしてみようと思います。
このトピを立てた時は,とにかく漠然と不安になり,パニック状態でしたが,皆さまのアドバイスを読み,少しずつ意識が変わりプラスに考えていけるようになりました。
まだまだ,未熟者ですが,常に向上心を持って頑張りたいと思います。
本当に本当に皆さまありがとうございました。
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