いつも参考にさせていただいております。ありがとうございます。
個人再生におけるマンション管理費の滞納について教えていただきたく、書き込みました。
マンション管理費の滞納分につき、申立人の財産（ボーナス）で滞納状態を解消してから申し立てしようと考えております。（特別条項使用予定のため）
なお、第三者弁済等は望めない状況です。
このような場合、支払った金額は「破産した場合に否認の対象となることが明らかな財産」として清算価値に計上すべきなのでしょうか？
当地方の裁判所では、以前はマンション管理費は一般優先債権とする取り扱いだったのですが、少し前から特別の先取特権（別除権付再生債権）として取り扱うことに変更になったそうなので、今回の疑問が出てきました。
ご教示いただければ幸いです。
私見ですが
マンション管理費の支払いは、家賃や食費・光熱費などと同様に生活していくうえで必要な支出なのですから、これらの滞納分の返済が否認対象行為になるとは考えにくいです。
それより管理費の払えてなかった人が計画案通りに一般再生債権や住宅ローンを払っていけるのか、という疑問の方が大きいので、今後の安定収入に支障がない旨、説明を要するのではないかと思います。
http://www.trkm.co.jp/saimu/07032101.htm
http://www.trkm.co.jp/saimu/07032101.htm
うちの事務所なら、たぶんこんな方に動くと思います。
ペアローンと一緒で、運用そうなってきているなら認可決定でない懸念ありますよね。
全体見えなくてあれですが、なにか事情がないのなら、（無理）に申立考えるのでなく方向変更して直ぐは申立ないのも一つの方法と思います。
しばらく、任意整理しながら管理費等経済的体力整えてから申立の方向が良くないですか。
滞納しているマンション管理費を別除権付再生債権として取り扱うのであれば、本人の財産による滞納解消は偏頗弁済にあたると考えられます。したがって、清算価値保障の観点からは、ある程度清算価値に反映させることも必要になるかと思います。
皆様、返信ありがとうございました。
いただいたアドバイスを参考に、弁護士に判断を仰ぎたいと思います。
ところで、質問を重ねてしまい申し訳ありませんが、管理費「すら」払えていなかったというのは、一般的にはかなりヤバイ状況と捉えられるのでしょうか？
どちらかと言うと管理費は後回しにしてでも他の債務（消費者金融等）を払おうとする、という印象を持っていたのですが…。
（今回はそのケースなので、再生で他の債務の免除を受けられれば支払いは可能になります。）
ただ、言われてみれば管理費を滞納して来られる方は少ないように思います。
やはり別除権が付いているマンション管理費は、他の債務より優先的に払おうとする方が多いのでしょうか？
一般債権以上に強い保護を求められる債権ということのようです。
事務局が持つイメージでは、「担保が付いている」、「ペアローン」と同じくらい絶望的と思ったらいいでしょうか？
弁護士ですが
マンションの管理費は区分所有法上の先取特権があります
管理費は遅滞するとそれ故に競売を申し立てられる危険もあり，弁済もやむを得ないことになるのではないでしょうか。
あと，管理組合という同じマンションの住人が管理している団体に管理費を払いますから，近所の目がある債務ですので，無理して払おうとする人が多いです。
いずれにせよ，弁護士が調べて判断すべきことであって，事務員に投げることじゃないように思います。
大変ですね。
お忙しい中、皆様ありがとうございました。
法律問題でお困りではありませんか？
Legalus 弁護士Q＆Aに質問を投稿してみよう
投稿する
トピック「マンション管理費の滞納について」にコメントを投稿する |
ログインメンバー登録がお済みの方はログイン後に投稿してください（管理画面から投稿の削除を行うことが可能となります） |
新規投稿（新規トピックの作成）新しい話題を投稿する場合は新規トピックの作成をお願いします。 |
