私の転職活動~どうしてパラリーガルになったのか~
2016.09.30 written by ぴろ
私の場合は、ロースクールを卒業して他業種でアルバイトをしておりましたので、転職活動というより就職活動でした。大学も法学部でしたし、学生時代に専門的に学んだことを少しでも活かすことのできる仕事をしたいと思いました。
また、長く続ける仕事として、自分の性格に合った業務内容であることも重要であると思います。私は、幼い頃から、お気に入りのディズニーキャラクターや映画のワンシーン等1,000ピース以上のパズルをいくつも完成させる等、細かい作業が得意でした。また、カードや切手、硬貨をはじめとして色々なものを集めてそれらを整理し、コレクションとして保管しておくことも好きでした。
ですので、自分の特技や趣味を考えると事務作業も似たような側面を持っているのではないかと考えました。そこで、自分の特技や今まで学んできたこと発揮できる職業として、弁護士を業務においてサポートすることができる法律事務を志望しました。
しかし、学生時代に法律を専門的に学んでいたとしても、それは法曹としての思考を培っていくことが主であり、実際の法律事務所、現場でのサポート業務については未経験でしたし、社会人としての一般事務経験もありませんでしたので、就職活動がうまくいくのかとても不安でした。
その不安を少しでも取り除くことができるように、社会人としてのマナーやルールを取得するためにも有用な秘書検定の勉強をしてみる価値はあると思いました。一般常識、礼儀作法をはじめとして、封筒の宛名書き、季節柄のご挨拶文、お客様へのお茶の出し方など、法律事務に直結すると思われることも学ぶことができました。そして、試験に合格したことでわずかながら自信もついてきました。
とはいっても、事務所個別の求人情報をみると、経験者が求められている世界でした。しかし、派遣会社等で探してみますと、数は減ってしまいますが、未経験者であっても受け入れてくださる事務所もあるのです。法律を学んだことのない人でも、先輩方に基礎から丁寧に教えていただけますので不安になることはありません。やる気、そして、責任をもって仕事に臨む姿勢が伝われば、法律事務の仕事をすることができるのです。
優秀なパラリーガルになることを目標として一生懸命ひとつずつ、暗記ではなく、しっかりと理解しながら仕事を習得していけば誰でも皆パラリーガルになることができると私は思います。
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