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パラリーガルコラム

こんな人と一緒に働きたい~どんな人がパラリーガルに向いているか~

2017.07.28 written by ぴろ

私はこれまで2つの法律事務所にてお仕事させていただきましたが、それぞれ長く働いていらっしゃる先輩事務員の方がいました。
どちらの事務所においても、先輩事務員の方や弁護士の先生方から、基本的なことから、細かいことまでひとつひとつ丁寧に教えて下さりました。
一度では習得できないことも、そのまま何となく記憶しておくのではなく、素直にどこがどのようにわからないのかを伝えれば、優しく教えて下さります。
時には、私が後輩事務員に教えることもありました。
その中で、こんな人と一緒に働きたい、こんな人であれば仕事を教えることも楽しくなるような人の特徴をご紹介します。

まずは、事務作業・秘書業務が苦にならないことです。法律事務所の事務員としてのお仕事を希望する方であれば、皆さんこれらの作業を想定しているとは思います。しかし、事務所でお仕事するうちに、想像していた以上に細かい点まで決められていることも多くあります。例えば、とても多くの事件処理をしていく中で、過去十数年以上前の事件の記録等のデータをすぐに取り出せるようにしておくシステム等がそれぞれの事務所にはあり、そのルールに沿った資料や文書の保存方法があることです。慣れないうちは、少し手間のかかる作業と思うこともありますが、後々のことを考えて作られたルールですので、しっかりと習得することが重要となります。

加えて、細かい作業が得意であること、例えば、弁護士が作成した文章の誤字脱字を確認することも重要な仕事の一つです。文章を一言一句正確に記載されているか、文章の流れが法律の専門的知識を持ち合わせていない人に対しても理解できる内容になっているのかを、流し読みではなく一文一文丁寧にチェックします。
そして、お客様からお預かりした資料を整理することや、終結事件となった大量のファイル・事務所内の備品等の整理整頓が得意である方であれば、日々のお仕事がより楽しくやりがいの感じられるものとなると思います。

複数のお仕事を任される場合に、それぞれの仕事の優先順位を考え、そして、効率を考えながらよりよい方法を考えながら作業をしていくことも大切な能力であると思います。
また、働き始めてから月日が経つと、弁護士や先輩事務員の指示をもらう前に、どのようなことをしておくべきか、次にどのような指示がくるのかを予測して、前もって準備をすることができるなど能力も必要となります。

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